「二十日鼠と人間」を観劇
迎えた自分の誕生日。
「二十日鼠と人間」を観に行きました…!
公式サイトにて簡単にあらすじを確認し、原作は未読状態で観劇しました。
正直あらすじよりもだいぶ内容が重かったです(笑)
会場は東京グローブ座。
わたしは地方から飛び出し、今回は一人での観劇でした。
行くまでに少し心配だったのが、席についてです。
グローブ座といえばどの席でも近く感じると有名ですが、グローブ座に入るのは長野くんが出演していた「Forever Plaid(フォーエヴァープラッド)」(2016年時)以来でした。
そのときはC列の上手側の席だったのでかなり見やすくはあったのですが、今回の席はN列の下手側…。ほぼ真横の席でした。すぐによくグローブ座に舞台を観に行っている友人に連絡し、
「ここって見にくいとかあるかな!?」
と質問。友人は冷静に
「セットによる」
と回答してくれました(笑)
そりゃそうだと思い、座席の詮索はやめて、いざ当日。
ほぼ真横ということもあり、ステージが近い…。
双眼鏡もいらねぇや、と申請はしなかったのですが、(盗撮防止の為か、双眼鏡を使用する場合はスタッフさんに申請が必要でした)やはり表情を見ようと思うと双眼鏡は必要かな、と後悔。でもさすがの健くんの演技力なので、声色で心境などが伝わってきました!
多少角度がついて違和感はありましたが、問題なく観劇できてよかったです(わーい)
席のお話は置いておいて(←)、舞台の中身について感想を綴ろうと思います。
以下、ネタバレ含みますのでご注意!
観終わった瞬間の感想としては、病むわこれ…でした。
会場から出ていき、新大久保駅まで歩いている間もモンモンと考え込んでしまいました。観劇後は友人宅にてお泊りする予定だったので、電車に乗り、すぐさまライン。
私「しんどい」
友人「あとで直接詳しく」
今でも思い出すと考え込んでしまいます。
活字が苦手な私でも原作読んでみたくなりました。
出稼ぎ労働者ジョージ(健くん)とレニーのお話。
頭が悪いレニー、とあらすじに書いてあったので、どんなものかと思ったのですが、頭が悪いというよりも子供っぽいという印象でした。「やだやだやだ!」と駄々をこねたり、少し褒めると機嫌が良くなったり。
ジョージとレニーは相棒でいつも一緒に行動しています。ただレニーが頭が悪くいつもジョージをイラつかせてしまうんです。ワガママをいうレニーに怒鳴りつけるジョージの演技は見てるこちらがひやひやしてしまいます。
レニーに「お前なんて!」と怒声を浴びせるジョージですが、怯えるレニーに気づき冷静に戻ります。冷静になったジョージに対し、レニーは怒られたことで拗ねてしまい、俺なんていなくなってもいんだ!と言い始めるので、ジョージは「お前がいなきゃダメなんだよ」と優しく話しかけます。その言葉に満足したレニーは上機嫌にジョージに夢の話を聞かせて、と言いました。
導入の時点で、思ったのはなんでジョージはレニーと一緒に行動しているんだろう?ということでした。ジョージは頭も良くて、人付き合いもできる人物に見えます。一方レニーは子供っぽく、出稼ぎ先で問題ばかり起こしているし、レニーが嫌いなのかなと思うほど、レニーに対してきつい態度をとり、蹴ったり殴りつけたりしてました。
それが物語が進むにつれて、二人の絆が見えてくるわけです。
最終的にはかなり悲しい終わり方をしたのですが、ジョージがいなければレニーは生きてこれなかった。しかし、端からみればジョージにとってはレニーは足を引っ張る存在でしかなかったわけです。それでもレニーを支え共に行動してきたジョージにとって、唯一無二の存在だったんだな、と最終的に思い知らされました。
出会った頃は頭の悪いレニーをいじっていたジョージ。
レニーをいじることをやめた理由を話していました。
「あいつなんでも言うこと聞くから、俺が川に飛び込めって言ったんだ。そしたら本当に川に飛び込みやがって。溺れてるもんだから、俺が助けに行ったらさ、あいつ『ありがとう』って言ったんだ。俺が飛び込めって命令したのに」
かなりニュアンスで書いてますが(本当のセリフ全くというほど覚えていないです←)、そんなかんじのことを言っていたわけです。ジョージはレニーのこと、大切に思っているんだなと感じとることができたシーンでした。
ジャニーズ関連の舞台は何度か観に行ったことがありますが、
自分が一番泣いた舞台が「すべての四月のために」でした。
しかし今回はそれを超えるほど泣きました(笑)
なんとか声だけは、とハンカチで鼻と口を覆い、化粧が崩れるのも気にならないほど泣きました…。
どんな内容の舞台が刺さるかなんて人それぞれだと思いますが、自分にはかなり刺さりました(´;ω;`)
そして改めて、
舞台って最高…!!!
次はキャッシュオンデリバリー(SnowMan:深澤くんと佐久間くん)観劇予定だ~!
END